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新年のご挨拶(西暦2015年)

皆様、あけましておめでとうございます。

Webページ等に依りますと、日本漢字能力検定協会が選んだ2014年の漢字は「税」となったとのこと。もちろん、消費税率の変更を念頭に置いてのことと思いますが、例年は一つの漢字のいろいろな意味と、いろいろな局面に対する符合等を並べていたのに対して、今回は消費税一点、正直なところ、いささか趣のない結果かなと思いました。
一方で、選外になった漢字が気になったので調べてみると、2位「熱」、3位「嘘」、4位「災」、5位「雪」とのことです。個人的には、3位となった「嘘」が気になりました。

選考理由を読んでみると、全聾を騙っていた音楽家、まだ結論は出ていないかもしれませんがSTAP細胞に関する論文や結果の不正、政治活動費の実体がほとんど無いことを指摘された県議、清廉を謳っていた大臣の政治資金問題などが挙げられています。
これらの問題を見ると、これらの問題そのものよりも、当事者の対応が何より問題のように思います。号泣した県議の例などは突出していますが、これらは当事者が当初、あるいは現時点でさえも問題自体を認めていません。

こういった個人ばかりではなく、企業の不祥事についても同じ事が言えるように思います。大量の個人情報を漏洩させた大手通信教育会社にしても、油虫の混入で騒ぎになった食品メーカーにしても、年末に開業100年を祝うはずのイベントで混乱を生じた鉄道会社にしても、その会見や告知等を見ると結局は人のせいにしてばかりで、正直、責任のある対応をしているとは思えませんでした。

昨年の挨拶でも触れましたが、日本は2020年にオリンピックの開催が決まっています。それに絡めて、日本人の持つ誠実さや勤勉さがことさら強調されているようですが、現実には前述したような例が山のようにあるわけで、誠実さや勤勉さといったものは、むしろ現代日本では「失われつつ」あるような気がしてなりません。それなのに、ネットを覗けば隣国の例などをことさら引っ張り出して優越感に浸っているような輩が目につきます。正直なところ、この国の行く末を年々暗く感じるようになっている自分がいます。

さて当ページについては、累計アクセス件数が228万5千件となり、昨年のアクセス件数としては 9万件弱と、前年に比べて微増となりました。ピーク時の20万件程度には到底及びませんが、まだまだご支持を頂いていることありがたく存じます。今後ともご意見・ご要望等お寄せ頂ければ幸いです。

末筆ながら、本年もよろしくお願い申し上げます。

2015.1.1

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